豹那「____っつ!!?」


((放課後になっても豹那ちゃんは生徒会室に来ないものだから、まさかと思い校舎を探し回った。
目に飛び込んできたのは、校舎裏で踞る豹那ちゃんと高等部の女子生徒。

振り上げられたその手に、焦燥を覚えて。
気がついたら、豹那ちゃんの前に飛び出していた。

そしてまた。
気がついたら。
頬には熱がはしっていた))



豹那「っせ...っぱい...!!

何で...!!
何で先輩をぶつんですか!!
先輩は何も悪くないのにッ!!!」

「ッち、違うわよ!
月子先輩のことぶつ気はなかったわ!
ただ気付いたら目の前で...!!」


豹那「言い訳なんか聞きたくないッ!!!

なにもしてない....。
なんにも.......してないのに.....ッッ!!!」


((俯いて同じ言葉を繰り返す豹那ちゃん。


彼女の足元で、手も触れていないはずの石ころが突然まっぷたつに割れた))



豹那「先輩は.....悪くないのに....!!!」


∨っ...豹那ちゃん、ダメ...!(ぎゅっと強く抱き締める)




∨庇う