豹那「っひ、ぃ...!!」
東雲「あと一瞬遅かったら。
今頃、姫サンの手はなくなっとった」((私と豹那ちゃんの手を振りほどく形で離し、間に立つ東雲君。
大きな背中が邪魔して、彼の眼前にいるはずの豹那ちゃんは見えない。
でも、わかる。
豹那ちゃん。
怯えてる))東雲「ワシの手が、あと一瞬でも遅ければ。
ワシは、ヒョウ、お前さんを痛め付けることになっておった。
その手首なぞ比にならぬくらいにの。
自分でわかるな」豹那「っで、...も...!!」
東雲「でもだのだってだので赦されると思うたか。
制限しようとした、ではもうダメなんじゃ。
制限する、んじゃ。
それが出来なければ、お主は次こそ姫サンを傷付ける」豹那「....!!!!」
∨っ...東雲くん、ごめんなさい...私が悪いの...(泣きながら東雲の背中に縋り付く)
∨し、東雲くん...?待って、豹那ちゃんは何もしてないの!私が無理に触ったから...!(慌てて東雲の腕を掴む)