豹羅「...月子」


((豹羅さんはいつも、私がそばにいくと煙草を消してくれていた。
今そうしないのは、心にそんな余裕がない証拠。

豹羅さんだって動揺しているんだ))



豹羅「...俺さァ。
兄貴とか、豹那みてぇに頭よくねぇんだ。
バカなんだ。
だから、こういう頭使うゲーム普通に苦手だし、考えるのやめて適当に選ぶときが多い。



____でもこのゲームは、その適当で、助かるはずの命が散るかもしれないんだよな___?

選択一個で、散っちゃいけねぇ命が散るんだ。
自分の考えが正しいかどうかの答え合わせもねぇのに」



((大きな片手で目元を隠す豹羅さん。
大きな体が、弱々しくて。
やっぱり、この人はすごく優しいんだ))



豹羅「...役職、発表されただろ?
俺、その時他のやつの様子も見てたんだよ。




竜也が、お前のことじっとみてた。



どういう意図で見てたかなんて俺にはわからねぇ。
けど、頭に入れておいてほしいんだ。

...疑心暗鬼にさせる気はなかったけど、知らないより知っていた方が良いと思ってさ...。
ごめんな...」




別の部屋に行こう




√豹羅の部屋