虎幸「...嗚呼。
月子ちゃん」



((ドアを開けた虎幸さんは、少し暗いオーラがあった。
いつも暖かく弟や妹を見守っている彼らしくもないが、この状況では仕方ないのかも。


部屋にはいると、机の上には彼の好物である黒糖まんじゅうが数個置いてあった。
甘いものを食べて、気分を落ち着けていたんだろう))



虎幸「あんまり沈んでいるところ豹那や姉さんに見せたくなくてね。
どっちかだったら追い返そうと思ってたんだ。
二人には内緒だよ?」



((彼はみんなのお兄ちゃんというポジションだから、狼華ちゃんみたいに泣きじゃくることもできないんだ。

本当に優しいんだなぁ...))


虎幸「...そうだ、月子ちゃん。
このゲームの事だが...。


水前寺君に接するときには注意しなさい。



...いや、他意はないんだ。
ただ...あの子は、繊細だから、この状況でまた豹変したら大変だろう?
今はああだが昔は豹那にだって噛みついてたというからね。


叶うのなら、彼の言動ひとつひとつに注意を向けるんだ






別の部屋に行こう




√虎幸の部屋