九条「お嬢さん...。
悪ィ、情けない姿見せたくはなかったんだが...」((自分の前髪をぐしゃっとする九条さん。
彼もだいぶ精神に来てるようだ。
壁に背中を預け立つ姿は、いつもの堂々とした彼ではない))九条「...水前寺には会ったか?
いや、他意はねぇんだが...アンタ達、仲が良いだろ。
こんな状況なら、なお一緒にいた方が良いと思ってよ。
水前寺、繊細だし...。
...いや、アンタには会長がついてるか...。
あの人なら安心だ。
なんせ、俺の顔面に踵落として鼻をへし折った人だ。
強いなんてもんじゃねぇ」((...九条さんは、本当に豹那さんを信頼してるね))九条「...信頼というよりは尊敬だ。
心が広く、器も度胸もある。
能力に頼らない強さは、会長だからこそ持ってるモンだ。
だから、アンタの事任せられる。
他の貧弱な野郎なら燃やして、俺がアンタのとなりに立つ。
だが、会長がアンタを護るってんなら俺はなんもしねぇ。
微力ながら、アンタ達の道を塞ぐ連中を薙ぐ。
そんくらい、俺はあの人を信じているし
アンタを失いたくねぇんだ。
お嬢さん。
どんな未来でも。
アンタは生きろ」別の部屋に行こう
√九条の部屋