((新宿のアーチャーとランサーは必死に応戦するが、力の差は歴然だった。
特にランサーは正式な契約者が居ないせいで魔力不足が目立つ。


豹那はとても強い分魔力消耗が激しかった。
新宿のランサーを豹那と仮定するなら、彼女も...))


新宿のアーチャー「フハハハハ!
すまん、普通に力負けしそうだ」


((見てても分かりました!))


新宿のアーチャー「だよネー!!

ランサー君!
君ここまではどうやって来たのかネ!?」


「元々はこの近辺をバイクで走っていた。
ライダーを感じ取ってからは途中までバイクで、あとは降りて走った」

新宿のアーチャー「そのバイク、二人乗りは!?」

「可能だがバイクまでは遠い。
例え時間稼ぎをしようと間に合わんな」


((焦る新宿のアーチャーにうって代わり、ランサーは何処までも冷静だ。

まるで、何かを待って...))


新宿のアーチャー「しかたない!
やってみるしかないんだ!

マスター君!
君のことは新宿のランサー君に任せる!

新宿駅で待ち合わせといこう!」


「っは?
オイ待て新宿駅ってd」


ドゴォッーン


((ランサーの声を遮って、突然数発の煙幕が足元に落ちた。
煙が視界を占めるなか、バイクの____。


...バイク?))



キィィッ


「ッチ、遅いぞ!!」

「黙れ!
貴様が乗り捨てていたバイクを拾ってやっていたのだ!」



‡その冷徹極まる声は!




‡...ああ!ランサー!!