((第七特異点の再来か。
再びレイシフトした先は空だった。

もうダメだ、そう思い覚悟を決めたときに。
体は急降下をやめて何か__誰かに包み込まれた。

目を開ければ、胡散臭いひげのおじさん。

...本当に胡散臭い。
ってか。


どなた様___!!?))


「ごもっとも!!」



豹那『マスター今は身元聞いてる場合じゃないでしょう!!
アンタ今落ちていたんですよ!!?』


((豹那にはこっぴどく怒られたが、彼は自分をちゃんと地面に降ろしてくれた。

辿り着いた場所は、彼いわく__地獄))


「あれを見たまえよ」


マシュ『これは...壁、でしょうか?
まるでウルクの壁のように、新宿区が取り囲まれています!』


豹那『し、新宿にこんな壁があるなんて聞いたことございませんが...真実ですもんね...。
まごうことなき...壁ですね』


「左様、壁である!
新宿はぐるりとこの壁に囲まれていてネ。
壁の外はどうなっているか誰も分からない!

そして無論、一切の通信はできない」


((何だかいよいよをもって地獄のように感じられてきたぞ...))



豹那『...あの...生前の私の記憶なのですが...。

西方にあるあの搭っぽいの...』


‡あんなの私の記憶にありません




‡無事で良かった...