((新宿のランサーは獣から隠すように立ってくれる。
それでも、恐怖は消えない))
新宿のアーチャー「聞くたびに魂が震えるだろう?
それも恐怖で。
あれは極めて特殊なサーヴァントでね...。
大抵のサーヴァントは虚構のみで成立するものではない。
基礎となる神話、伝説が実在の存在があるものだ。
虚構だけで成し得るには、それ相応の理由がなければならない。
そう、例えば...。
絵本のように子供を守る概念が結晶化したものとか。
その手のサーヴァント、君のところにはいるかネ?」
((元気にくるくる回っています))
新宿のアーチャー「そうか、一度会ってみたいものだ。
興味深い概念だからナ」「見掛けは只のお子様サーヴァントだがな。
...見掛け、は」
新宿のアーチャー「ほぉ?
さて、言うまでもなくあれが極めつけの特異性だ!
神話の双子が、あるいは相棒と共に伝説を残したものたちが二人一組として召喚されることはありえよう!
だが!
だがしかし!
生前まったく縁のなかった者同士が!
パートナーとして結合するなど有り得るほかッ!
有り得る!
有り得てしまったのだよこれがなァッ!」
‡それが...こ、の
‡この、獣を...!