名前:愛染国俊

「来派の二代、通称35字国俊が打った短刀だ!」

これだから愛染明王は最高だぜ!

(じめじめした日々が続くある夏の日のこと)
(部屋に籠っているのに耐えられず、襖を開け放って涼んでいると、その陰から国俊がひょっこりと顔を出した)

(目が合って一瞬驚いていたようだが、すぐにほっとした表情でこちらに駆け寄ってくる)


な、なあ主さん!
その……ちょっといいか?


(その落ち着きのない声音に続きを促すと、国俊は一枚の紙をこちらに差し出した)


8a納涼☆夏祭り