名前:愛染国俊

「来派の二代、通称35字国俊が打った短刀だ!」

これだから愛染明王は最高だぜ!

(気が付くと、視界には見慣れた天井が広がっていた)
(誰かが部屋まで運んでくれたようだ)

(額には生温くなった濡れタオルが置かれている)

(……喉が乾いた)
(しかし、体が重くて動くのがつらい)

(……そう言えば、まだ政府に提出する書類の作成が終わっていなかった)
(期日は近いから早めに終わらせておかないと――)


「主さん!」
続倒れる