名前:愛染国俊

「来派の二代、通称35字国俊が打った短刀だ!」

これだから愛染明王は最高だぜ!

宗近「そんな中、ある小さな村に住む青年が、その妖怪の正体を暴き、さらには捕まえてやろうと一人夜道を見回っていたそうだ。辺りは暗く、生温い風に煽られて木々が不気味に擦れる音だけが響いていた。その時、例の鳴き声が聞こえてきたそうだ。青年は果敢にも鳴き声のする方へと歩を進めていった。そこで見たものとは……」

見たもの、とは……?

宗近「……なんと、尻尾まで真っ白な犬がいたそうだ」

………………そ、それだけでございますか?

宗近「ああ。面白い話、ならぬ尾も白い犬の話だっただろう?」

……洒落でございましたか……。
私、本当に恐怖を感じておりましたのに……。

宗近「はっはっは。どうだ、主。良い暇つぶしになっただろう?」


(本当にただの暇つぶしだった……)

(廊下END)
廊下で会った刀をビデオに収める4