爺さんはいきなり俺に殴りかかってきた。
降りかかる火の粉は振り払わねばならない。
俺も爺さんに拳を振るって応戦する。
二、三発も殴れば大人しくなるだろうと思っていたが、そんな考えに反してこの爺さんは強かった。
一発一発のパンチの重さはとても老人のそれとは思えないほどだ。
逆に俺がパンチを入れても爺さんはびくともしない。
しだいに俺は息絶え絶えになっていく…
「つ、強い…どうしてそんなに強いんだ…?」
運松「八意印のステロイドを毎日キメているという理由もあるが…
何よりも幻想郷を愛する心を持っているからじゃ。」
「幻想郷を愛する心…そんなもので、ここまで強くなれるっていうのか…?」
運松「うむ。」
「俺だって…俺だって幻想郷は愛しているつもりだ!
その心であんたを倒す!」
そう言って突撃したが、俺は地面に叩きつけられて戦意喪失した。
「これが幻想郷を愛する心を持った強さ…
で、弟子にしてください!」
運松「よかろう!
わしの名は運松。これからはわしのことをマスターと呼ぶがよい。」
こうして俺はマスターに弟子入りした。
魔理沙「あのー…私とのデートは…?」
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