魔理沙「もう、うじうじするのは終わりだ。
霊夢、今日から私たちはライバルだな。」
霊夢「えっ…?」
こちらに向き直った魔理沙の表情は先ほどまでのが嘘のように晴れやかだった。
魔理沙「「」は魅力的だからな、他にも好きな奴ができるんじゃないかとは思っていたぜ。
ただ、裏でコソコソとされるのは嫌だっただけだ。
霊夢は正直に言ってくれたから…その気持ちは認めるしかないだろ。」
霊夢「…私のこと、許してくれるの…?」
魔理沙「許すも何もないだろ。
人のことを好きになる気持ちはよく分かってるつもりだ。
そんな私が人の恋の邪魔なんてするかよ。」
魔理沙がニッと笑う。
霊夢もつられて表情を緩めた。
…どうやら仲直りできたようだな…
俺も一安心だ。
魔理沙「でも、だからと言って「」を譲ったりはしないぜ。
私はもう「」とデートまでしてるんだ、霊夢の方が遅れているということを自覚しろよ?」
霊夢「す、すぐに追いついて…追い越してやるわよ…
私だって、「」ともっと仲良くなりたい…から…」
そう言う霊夢と目が合った。
霊夢は顔を赤くして視線を逸らす。
…まさか、こんなデートになるとはな…
だが、霊夢の本当の想いが聞けて良かったのではないだろうか。
あのままだったら霊夢はずっと苦しんでいたかもしれない。
そんなことになるのは俺だって悲しい。
一時はどうなるかと思ったが、神社に戻って正解だったようだ。
我ながらいい判断をしたものだ。
…もしかして、お賽銭を入れた効果があったのかな…
霊夢END
デートイベント神社3-3