(休み時間、双子の兄がクラスに遊びに来た)
侑「なあ◯◯、お前北さんのこと好きなん?」
治「ぐっ…ゲホゲホッ…!そうなん◯◯!?」
(治くん、大丈夫?お水飲みや)
治「ありがとう。…てかホンマに?◯◯って北さんのこと好きなん?ビックリしすぎて飴ちゃん飲み込んでしもたわ」
侑「ガチやろ。けど北さんはお前みたいな色気ゼロのちんちくりんは相手にせえへんで。諦めや」
(うっさいなあ…)
治「うぅ〜ん……北さんが義弟になるんはちょっとな…」

北「3年の北やけど。宮◯◯おる?……何や。宮家集合しとるやん」
侑「北さん!◯◯に用事ですか?」
(どうしたんですか?)
北「おん、◯◯。昼飯の約束しとったけど急に監督に呼び出されてん。せやからすまんけど今日は友だちと食べや」
(遅くなってもいいですから一緒に食べたいです)
北「……分かった、ほんならいつものとこで待っとき。けど先に食べよってな」
治「…………あの、北さん」
北「何?」
侑「………こいつと一緒に飯食いよるんですか」
北「おん、時々やけどな。一緒に食いよる」
治「え?…まさか付き合うてないですよね?」
北「付き合うてへん」
侑「………何や、せやったらええわ…」
北「けど、そのうち付き合う予定やで」
侑・治「………エ?」
(え?)
北「そろそろ休み時間終わるから帰るわ。◯◯、また後でな」
侑・治「…………」
侑・治「…………は?」
(いい兄さんの日おめでとう?)