(それから何かちょっと心を開いてくれたらしく、時々喋るようになった)
…なあ◯◯さん。今度バレー観においでや。俺結構上手いねんで。
(宮くんってほんとにバレー好きなんだね)
おん、三度の飯よりバレーやな!!いや飯も大事やけど……俺のすごいとこ見せたるわ。
(気が向いたら行くね)

モブA「前から思っててんけど宮侑ってチャラチャラしとるよな、強豪のレギュラーやからって調子乗ってへん?」
モブB「アイツ性格ポンコツらしいやん、女もめっちゃ食うとるらしいで。怖ない?」
モブC「今度は◯◯さんのこと狙っとるみたいやな。…もう手出されとるんやないか?」
モブD「ってことは…◯◯さん食われたんか!?」
(エグいなー!俺狙っとったのに!とゲラゲラ笑っている…)
(うわ、えげつない陰口を聞いてしまった…しかも私も巻き込まれてるし、ムカつくなあ)
(…ねえ、ちょっと)
モブA「……はぁ?何?」
(さっきの会話全部聞こえてたんだけど、陰口言うのやめなよ。ダサいよ。宮くんはすごくバレー頑張ってるのに何で応援してあげないの?)
モブB「何やねんコイツ…うっざ」
(大体私と宮くんはそういう関係じゃないから、勘違いしないで)
モブC「そんなん分からんやん?当事者なら何とでも言えるやろ」
(あと食われたとかなんとか聞こえたけど気持ち悪いからやめてくれる?)
(あと貴方たちは宮くんに何で勝ててるの?陰でコソコソ悪口言って恥ずかしくないの?)
(悔しかったら部活で結果出してから言えよな)
モブD「ハァ!?さっきから黙って聞いとったら…女やからって調子乗んなよ!!」
なんやおもろいことしよるやん