これ……手作り?
(至がもらってきた高級チョコに並べるのは忍びないが、頑張って作ったことを伝える)
俺が貰ってきたチョコには劣る?何言ってるの、
今日貰った中で一番嬉しいよ。……お前から貰えたって事実が。
(チョコレートの包装をしばらく見つめると、丁寧に開け始めた)
はい。
(箱を開けて私に差し出す。…食べろということだろうか?)
食べさせて。
……年に一度なんだし、そのくらいいいでしょ。
今日は特別。
(あ、と開いている至の口にチョコを入れる)
おいしい。上手に出来たね(なでなで)
あ、待って。
(引こうとした手を掴まれ、指先を舐められた)
……チョコついてたから。
はい、もういっこちょーだい。はよはよ。
(結局すべて食べさせるまで至は解放してくれなかった)
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