(事が済み、私の部屋の狭いベッドの上で真澄にぎゅうぎゅうに抱きしめられながら寝ていると、胸元をごそごそする感覚に目が覚めた。…真澄がまた触っているな…)
(…ますみ、もうだめ………、ってち、ちびちゃん!)
(引きはがそうとすると真澄の手ではなく、ちび真澄が不思議そうな顔でこちらを見上げている姿が暗闇の中うっすら見えた)
(えっ起きちゃったの?ごめんね?)
(ふるふると首を振っているちび真澄だが何も着ていない私の胸に顔を埋めているためこそばゆい)
………俺のに何してる。
離れろ。
(気づいたら横の真澄も起きてしまったようでちび真澄の首根っこを持ち上げてベッドから降ろそうとしている)
(ちょ、だめだって!返して!)
…だってそこに顔埋めていいの俺だけだし。
(かわいそうでしょ、一緒に寝ようねちびちゃん)
…………せめて、俺の服着て。
(無理矢理真澄のTシャツをかぶせられた)