お……て…。

お…てヨ。

ねェ、起きてヨ。ミョウジさん。

(あっ…真宮寺君…。ここは…?)

超高校級のメイドの研究教室だヨ。
僕が図書室に本を取りに行っている間に君は寝てしまっていてネ…そのままにしておこうかと思ったけど、凄く魘されていたから起こしてしまったヨ。

(じゃああれは…夢?)

凄い汗だね…本当に大丈夫?
顔色も悪いし…。
…水とタオルを持って来るヨ。

(そう言って彼は部屋の外へ出ていった。)


(…背中にはあの生暖かさがまだこびりついている。本当に生々しい夢だった。)



本当の鍵は別の物