(目が覚めると、自室のベッドの上にいた。)


(口の中には、未だにあの甘ったるさが染み付いている。)


(…未だに、あの?)


(時計を見る限り、今は朝だ。)


(私は頭に残る誰かの声を反芻しながら、暖かいベッドの外へと脚を伸ばした。)




悠久の時に終止符を