(きらきらと瑞々しく輝くそれは、何の味もしなかった。)


ありがとう…ミョウジさん…私を選んでくれて。


(…何かがおかしい。)


本当に嬉しいわ…。


(…口の中が痺れる…麻酔のような感覚が、喉や顔へとどんどん広がっていく。)


…貴女とこれから、ずっと一緒にいられるのネ。


(…身体が動かない…頭がくらくらする…。)


大丈夫、眠るのは一瞬だけヨ。


これでやっと、永遠に一緒ネ…うふふ。


…おやすみなさい。











∀柘榴を口にした。