(朝目が覚めると、ひどい頭痛がした。頭痛だけじゃない。倦怠感と、節々の痛みに怠さ、暑いようで寒いような……ゾクゾクするような……完全に風邪だ)
ふなぁ"~~……子分、子分どぉしたんだ?
死ぬのか?病気か!?待ってろっ、すぐオレ様が学園長を呼んできてやるんだゾ!!
(慌てた様子で飛び出して行きそうなグリムを引き止めて、ただの風邪だから大丈夫だと説得する。
とりあえず今日はグリムだけで授業受けて、エースたちに迷惑かけないようにねと言い聞かせると、ふんと鼻を鳴らした。)
そんなの言われなくたってオレ様はいつも迷惑なんかかけてねーんだゾッ!
……ほんとのほんとにひとりで大丈夫なのか?
帰ってきて〇〇の息の根が止まってるとか、オレ様ゼッタイイヤなんだゾ……
(それは私も嫌ですけど……)
(大丈夫だからいってらっしゃいと念押ししてグリムを送り出し、スマホでエースたちに授業を休む事を連絡する。すぐに大丈夫か?と返事が来て、寝てれば治るよと返した。水でも飲んでもう一度寝よう……と思ったけれど、身体がひどくだるくて立つ気も起きず、かわいた喉を誤魔化すように唾を飲んだ。)
(……グリムに水くらい頼んで枕元に置いてて貰えばよかったな。
仕方ない。とりあえず寝ようと目をつぶった。)
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