(授業前、どこに座ろうかと教室を見渡した時、後方にフロイド先輩が座っていて、
おいでおいでと手招きされたが、グリムが「前!前に座るんだゾ!!!」とぐいぐいと腕を引いてくるので、前の席に座る。
すると、ドカッ!と隣に誰か音を立てて座った。後ろにいたはずのフロイド先輩だ。)
小~エビちゃん♡
さっきさあ、後ろにいるオレに気付いたよね?
オレの隣空いてたのにぃ、サッサと歩いて前の方に座っちゃうんだもん。寂しくて来ちゃったぁ~。
アザラシちゃんが前の方がいいって言ってたの?フーーン。まあアザラシちゃん、ちっちゃいもんねぇー。前の方に座んないとぉ、前の人の頭が邪魔で集中出来ねーかぁ。
(グリムの額をつんつんと触るフロイド先輩に、グリムが半泣きでコクコクコクと頷いていた。)
ねー小エビちゃぁん。オレ教科書忘れて来ちった。みーせーて。
(フロイド先輩がぴとっと身体を寄せて来た所で、グリムが「ふな"あ!エースぅ!!」と後ろにいるらしいエースの所へ逃げ出してしまった。)
アハっ!そんな怖がんなくてもいーのにねー?
まいーや♡小エビちゃんはオレと仲良く授業受けよぉね~~。
(手をギュッと握られた)