……え。小エビちゃん?
えっ。泣いてんの?どしたの?誰かに泣かされたの?
(人気の少ないところを選んで隠れて泣いていたはずなのに、あっさりとフロイドに見つかってしまった。しゃがみこむ私の隣に同じようにしゃがみこみ、顔を覗き込んでくる。泣き顔を見られたくなくて、俯いて視線から逃れた。)
ん~~……。
……はい。
(頭の上に、ぱさりとなにかを被せられる。顔を上げると、それはフロイドの制服のジャケットだ。私をすっぽりと包み込んでジャケットの中に隠して、ジャケットごとぎゅっと抱き締められた)
よしよし。大丈夫だよぉ、もー見えねーから。
オレのジャケットに涙つけていーからぁ、気にしないで泣きな~。泣き終わるまでこーしててあげんね。
だからぁ、泣き終えたらどーして泣いてたのかオレに教えてね?大丈夫大丈夫、オレがぜーんぶ絞めてきたげっから。(ぽんぽん)