(バスケ部の練習をしているフロイド先輩に差し入れを作って来た。部活後はすげー腹減るんだよね、とか零していたので、冷たいお茶とおにぎりと、ちょっとしたおかず。
ソッと体育館の入口から中を覗き、練習中のバスケ部を遠くから眺める。
今日は気分がノッている日なのだろう、ニコニコと楽しそうにしながら軽々人と人の間をすり抜け、華麗にダンクを決めるフロイド先輩。かっっっこよすぎる。眩し……眩しい……思わずおにぎりの入ったお弁当バッグをギュウッと抱き締めた。
なんかフロイド先輩の周りだけキラキラして見えるな……なんか顔が良すぎて少女漫画のキャラみたい……)
(入り口でひとりキュンキュンしていると、後ろからポン、と肩を叩かれた。)

…〇〇?そんな所で何をしているんだ?
中に入りたいんだがどけて貰えるか。
>
ヒョッ!!アッ、じ、じ、じゃみる先輩…!>
アッこここれジャミル先輩に差し入れです…!