名前:フロイド・リーチ

ポイントカード128枚目

ラブ…

(私が必死に課題を解く隣に座り、「わかんない所教えるよ〜」とニコニコしていたフロイド先輩は、開始5分ほどで飽きたらしく、私の髪を弄ったり足をぷらぷらさせて落ち着かない様子だったりしたけど、課題が終わる頃にはぱたりと静かになった。
フロイド先輩?終わりましたよ〜と、そっと隣を見ると、背もたれに寄りかかってすやすやと眠っていた。)

………、…

(待ちくたびれたんだろう。無防備な寝顔は、普段のフロイド先輩を知る人が見たら驚くくらいに幼くて可愛らしい。
つい食い入るように見つめてしまう。はあ〜……顔が良い人、寝てる時も顔が良い……。
私の寝顔なんてとてもじゃないが人には見せられないと言うのに。)

(肌荒れ知らずの白い頬に、つん、と指先で触れる。起きる気配は無い。
調子に乗って頬を撫でたりしてみる。起きない。
高い鼻に触れてみる。起きない。
少しだけ半開きの唇に触れる。)

(ーーその瞬間、ガブ!と指先を噛まれて、驚きのあまり「んぎゃー!?!?」と飛び跳ねた。)

んフッ、ふふっ、あはは!!
小エビちゃん驚き方かわいくねぇ〜!

ふ、フロイド先輩起きてたんですか!??