好ッ……、……………すみません。
……その……貴方が誰かに媚びたり、そんな事をするような人ではないと分かってはいるんです。
僕の言い方が悪かったですね。
これでは、貴方が意地汚い他の雑魚共と同じような…そんな言い方になってしまっていました。
貴方はそんな人じゃないと、僕が誰よりも分かっていたはずなのに。
……今まで、貴方のように……純粋に、ただ好きだからと、僕に向かい合ってくれるような人なんていなかったので…。
誰も彼も、僕からの恩恵を受けようと媚びへつらう雑魚共ばかりで、いつのまにか僕に近付いてくる奴らは皆そうだと、……そうじゃないと僕など、近付く価値もないと…そう思い込んでしまっていました。
…〇〇さんはそんな人じゃないのに。だからこそ僕は貴方に惹かれ、………ッ、…いえ。
(ごほん、と咳払いをし)
………その、訂正します。
貴方は僕に媚びへつらう為に、僕に近付いて来た訳じゃないと。
その…僕の事が、好きだから……ゆ、友人として!先輩として純粋に好ましく思ったから!…懐いて下さったんだと。
……ありがとうございます。
(目を細めて、穏やかな表情で笑った。)