(一触即発の雰囲気で睨み合う二人の間に割り込もうとした瞬間、腕を掴まれ引き止められた。)
……はあ……あいつらは何をしているんだこんな往来で……
僕が止めに行きます。〇〇さんは離れていて下さい、危ないですから。
まあ、キレていようとも貴方に暴力を振るうような馬鹿な奴らではないと思ってはいますが、巻き込まれる可能性はゼロではありませんからね…
(そう言って二人の間に割り込んで行ったアズール先輩を遠くから見守る。
双子は割り込んで来たアズール先輩にぎゃいぎゃいと文句を言っていたが、アズール先輩が二人に一発ずつ腹パンを食らわせると、二人ともその場に倒れ込み辺りはシン……と静かになった……ウツボ二匹の死体(仮)を残し、やれやれとアズール先輩は此方に戻って来た。)
お待たせしました。やれやれ…血の気の多いウツボで困ります。オクタヴィネルは自己責任とはいえ、あの双子の喧嘩を放置すると後が怖いですからね。喧嘩したままラウンジに出勤されて暴れられてはあまりに損失が大きいので…
…まあ、次起き上がれるようになる頃には大人しくなっている事でしょう。
さ、行きましょうか。あのバカ二人は放置で構いませんから。オンボロ寮へ帰る途中だったんですよね?折角ですし寮までお送りしますよ。