あ、ねえ小エビちゃん、
(真後ろからフロイドの声が聞こえて勢いよく振り返ると、唇にガチっ、と何かがぶつかった。…目の前にはフロイドの顔。
真後ろに顔を寄せていたらしいフロイドと、唇がぶつかってしまった、らしい。
…勢いが良すぎたせいで、歯にもぶつかってしまい、唇がひりひりする…)
(驚いて固まっていると、至近距離のままフロイドも固まった。)
あぇ、…あ、小エビちゃ、ごめ、…………、血、出てる、くちびる。
(切れて血が出た貴方の唇を、フロイドがぺろ、と舐めた)
………あは…
…ごめん、なんか、柔らかそだな、血うまそって思ったら舐めちった…
(今度は赤くなって固まる貴方の顔を覗き込んだ)
…
(ムラ…)…………小エビちゃん、もっかいしてい?
大混乱して平手打ちする