…え。あ、ああ、ありがとう。
……はは。不意打ちはずるいな。思わずドキッとしたじゃないか。
好き、じゃなくて大好き、ってとこもずるいぞ。そんなに可愛いことを可愛い後輩に言われたら、誰だって照れるだろ。
(トレイ先輩の頬が赤い。珍しくてじ、と見ていたら目を塞がれた)
…こーら。男の赤面なんて、そう食い入るように見るもんじゃないぞ。
全く……。
……。…〇〇、俺も大好きだ。
(目を塞がれたまま、突然耳元でトレイ先輩の声がして肩がびくっと跳ねた。)
ははっ、仕返し。…お、耳が赤くなったな?
可愛い可愛い。
(からかうようにぽんぽんと頭を撫でられた…)