おや……なんだか今日はいつもより〇〇さんが遠いですね。それになんだか、いつもよりびくびくしていて…どうされましたか？小エビらしくて大変可愛らしいですが、そんなに離れた位置にいては、あなたの声も上手く聞こえませんよ。
どうかもっと近くにいらしてください。ね、〇〇さん、

(ジェイド先輩が一歩歩み寄って来たので、同じく一歩下がる。)

……

(にこ…と微笑んで今度は二歩歩み寄ってきた。三歩下がる。また近付いてくる。下がる。)

フフフ……〇〇さん、良いことを教えて差し上げましょうか。僕は鬼ごっこが好きなんですよ。
特に…絶対に逃げられないと分かっているのに、必死に足掻く姿を見るのが好きなんです。絶望的な状況下で、追い込まれた生き物はいつも予想外な動きを見せてくれるんです。面白いですよね。

………なんて。ちょっとしたジョークですよ。
ね、そんなに僕を警戒しないで。寂しいじゃないですか。僕と〇〇さん、ウツボと小エビの仲でしょう？仲良くしましょう。逃げないでください、何もしませんよ。ねっ？