おや、これはこれは可愛らしい小エビですねえ……。
ふふふ。小さな体で自分よりも大きな体を持つ相手に一生懸命威嚇をして、勇気がありますねえ……などと言えば聞こえが良いですが、それは自らの寿命を縮める行為にもなり得ますよ。お分かりですか？

(私を見下ろすジェイド先輩の目がぎらりと光る。
その視線に、まな板の上の鯉になった気分になり、目が潤んだ。)

……ふふっ、ふふふ。
冗談ですよ。そんな震えないで、僕らの可愛い小エビちゃん。

(ぽん、と優しく頭に手を乗せられ、宥めるようにゆるゆると撫でられる。)

威嚇をする姿も愛らしかったですが、怯える表情もまた愛らしくて、ついいじわるをしてしまいました。
すみません。ね、怖くありませんよ。ふふふ。

こ、怖いよお……(涙)