(アズール先輩を押し倒そうと両肩に手を添えると、驚いたアズール先輩の体がびくっと跳ねた。)

ぇ、あ、あの、〇〇さん？突然どうしました？

あの…、近い、ん、ですけど…

(戸惑い赤くなるアズール先輩の肩を押すが微動だにせず。……そういえば以前フロイド先輩が、アズールは力めっちゃ強いよ〜とか言ってた気がする……)
(諦めてそっと離れると、アズール先輩は安心したような、でも少し残念そうな顔をした)

……全く…なんだったんですか、〇〇さんはいつも突然おかしな事をしますよね。

…はい？僕を押し倒したかった？は…、はあ？
……なるほど、さっきやけに肩を押してくるなとは思ってましたが、そういう……。
残念ですが、僕はそんな簡単に押し倒されませんよ。〇〇さんほどの力では、男性を押し倒すなんて不可能ではないですか？

…まあ、邪な考えを持っている方なら、喜んで押し倒された"ふり"をするかもしれませんが。
僕はそんな…下劣な男ではありませんので！
〇〇さんも、なんのおふざけかは知りませんが、そんな事を気軽にやるべきではありませんよ。痛い目を見た後に後悔しても遅いですからね。