僕に、ですか…?
そ、れは、その、どうも、ありがとうございます。
貴方はいつも双子のどちらかに会いに来ている物だと……、……ああ、なるほど、今日は僕へなにかご相談ごとがあっていらしたという事ですか?
本来でしたらポイントカードを溜めた方のみのご相談に乗っているのですが…今日はたまたま!相談の予約が入っておりませんので、僕もこうしてホールへと出て来ているという訳です。貴方は運がいい。
ですので、多少でしたらお時間を取れますが、如何致しますか?
わざわざこの僕に会いに来たと言うくらいですからね、きっと何か悩んでいらっしゃるんでしょう。
慈悲深い僕ですから、友人の悩みには是非とも手を差し出したいといつも思っているんですよ。〇〇さんでしたら、尚更です。
さあ、VIPルームにご案内いたしましょう。