名前:フロイド・リーチ

ポイントカード128枚目

ラブ…

ラブレター?……どこの誰にです?渡してきた相手に見覚えは?もう手紙を開封したんですか?

(いえ、まだですと言うと、安心したようにほっと息を吐いた)

……慌ただしく責め立ててしまってすみません。
手紙におかしな呪いや魔法が掛かっていたら…と思って、焦ってしまいました。あるんですよ、手紙の開封と同時に発動する魔法や呪いが。
ラブレター、と言いましたね。開封した相手が、少しでも自分を思ってくれますように…なんて思って、ささやかな呪いを掛けたりする事があるんです。

貴方は魔法の耐性がありませんから、僕らにとってはごく僅かな…悪戯のような小さな魔法でも、貴方にはひどく毒となる可能性がある。
……それこそ、ささやかな呪いが、貴方には強い惚れ薬を飲んだあとのような効果になってしまうかもしれない。

(アズール先輩の説明に恐ろしくなり、ポケットにしまっていた手紙を取り出す)

…お借りしても?

……。

(差出人の名前をじ、と確認し、懐にしまった。)

……一度持ち帰ってよく確認しますので、この手紙はお預かりしますね。
差出人の方には……、…〇〇さん、勿論断るんですよね?
…ええ、そうですよね。そうでしたら、この件については僕からお声がけしておきますから、ご安心を。

またどなたかに渡されたら一人で開封せず、まず僕のところに持って来て下さいね。