本?……ああ、あの参考書?
(高い本棚の随分上の方にある本に手を伸ばしひょいっと軽々取ってくれた。)
…コレ錬金術の参考書?偉いねぇお勉強して。
でもコレちょっと分かりづらいかもね。錬金術のキホンが分かってる奴が読む用の参考書だから、小エビちゃんはキホンからまず勉強しなきゃなんないでしょ?専門用語とかばっかだし、辞書とにらめっこしながらじゃねーと読み解けないかも。
(ぺらぺらと参考書をめくり)
んー……まいーや。オレとなりに居たげる。今ヒマだし、小エビちゃんのそばに居たい気分だし。
分かんないワードとか出てきたらオレに聞いて、教えたげる。