何度も、何度も謝られた。
「本当にごめんなさい」って。
何の事かというと…センパイとアヤが付き合い出したらしい。
アヤ、というのが今謝っている子。
魔竜族のアタシにも普通に接してくれた、数少ない竜人の友達。
そして…センパイは。
どこにも馴染めなかったアタシに粘り強く接してくれた、アタシが学校にいられるようになった恩人。
そしてアタシの好きな人。
つまり。想い女と友達がくっついて、アタシは失恋した。
事実を思い返すだけで吐きそうになるのに、
心底辛そうにしてるアヤの姿が余計に神経に来る。
そして…だからいいよ、先に好きになったのはアヤでしょ、って何度もあしらってるうちに限界が来た。
気づけばアタシの目からはポロポロ涙が溢れていて。
つい、大声を出してしまった。
「ーだからもういいって言ってるでしょ!
何度もそうやってれば許してもらえると思ってるわけ!?
アタシは…アタシはただ惨めになるだけでっ…!」
場がしん、と静まり返る。
クラスメートもアヤも、アタシを怯えた目で見ていてー。
ああ、やっちゃったなぁ。
アタシは頭の中でそうやって呟くと、黙って教室を後にした。
誰かが呼び止めていた気がするが知った事じゃない。
…一人になりたかった。
MAアフターその2