刀が俺に振り下ろされようとした瞬間、横から何かが飛び出してきてそれを防いだ。
よく見ると、緑髪の人が持っていた杖で刀を受け止めていたのだ。
「ぬぅ…!」
刀に渾身の力を籠めているらしいが、杖はビクともしない。
一方、緑髪の人は涼しい顔をして片手で杖を持っている。
どうなっているんだ?
「仕方あるまい、ここは引き下がる。
だが、これで諦めたと思うなよ!」
そう捨て台詞を吐くと、刀を持った人は背を向けて闇の中に消えていった。
どうやら助かったらしい。
「大丈夫かい?怪我はしてないよね?」
緑髪の人がそう話かけてくる。
この人には色々と聞きたいことがあるのだが、とりあえずはこう言わなければならない。
「ありがとう。」
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