崖の底は意外と浅かった。
おかげで、体の節々を痛めるだけで済んだ。
「…空からかっこいい男でも降ってこないかなと思っていたけど、まさか本当に降ってくるとはね。」
突然そう声が聞こえてきた。
振り向いてみると、緑髪で杖を持った人が一人立っている。
いや、立っているというのは間違っているかもしれない。
何と、その人は足がなかったのだ。
「…うん、やっぱりかっこいいわ。
こんな運命的な出会いをしたわけだし、私の彼氏に相応しいわね。」
この人は何を言っているのだろうか。
何と声をかけようか迷っていると、
「見つけたぞ!」
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