「俺は…誰だ?
何も思い出せない…!」
いくら考えても自分の名前以外のことが何も思い出せなかった。
どうしてここにいるのか、どこから来たのか、何も思い出せない。
「…まあいい。
異世界人なら何か特殊な力を持っているいかもしれない。」
目の前の人は突然持っていた刀をこちらに向けた。
何のつもりだ?
「私は他人の力を奪い、自分を強くして生きてきた。
だから、これからもそうするのさ。」
目の前の人が殺気を放って近づいてくる。
下がる前に後ろを見ると崖になっていた。
今までこんな危ない崖の近くを歩いていたらしい。
刀を持った人が一歩近づく。
それに合わせて思わず一歩後ろに下がる。
案の定、足を踏み外して俺は崖の底に転落した。
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