闇の中を歩いていた。
頭はぼーっとしていて何も考えられない。
ただ足だけが前に動いていた。

不意に周りが明るくなる。
頭を上げると、雲の間から月が覗いていた。

夜の野外を歩いていたことに、この時になってようやく気がついた。

その時だった。

「…止まれ。」

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