お待たせっ、詩花!ごめんなさいね。ちょっと、その……立て込んじゃって。それと……ごめんっ!
詩花「え?えっ!?ど、どうして頭なんて下げるの?私、何もされてないよ?」オロオロ
ふふっ……ま、自分なりのケジメってやつ?ほらほら、動揺なんかしてる余裕はないわよ。前回負けた分を、この大舞台できっちり返済してあげるわっ!
詩花「伊織ちゃん……うんっ!私も負けないよっ!二人でお客さんのこと……いっぱい盛り上げようね♪」
ええ、もちろんよ!それじゃ……あとはステージで、パフォーマンスで語り合いましょう?詩花……アンタが今日の相手で、本当によかったわ♪にひひっ♪
ダンッ
みんな~っ!お待たせ~っ!!今日は皆が大好きな伊織ちゃんが本物のスーパーアイドルになるところ……特等席で見せてあげるわっ!しっかり目見開いて、記憶に焼き付けなさ~いっ!!
<ウォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!!
【その後、伊織と詩花は二人とも圧倒的なパフォーマンスを繰り広げた。二人が動く度に、声を出す度に、会場は割れんばかりの歓声に包まれていた。】
【それでも、今日の勝者は1人だけ。互角のステージを魅せてくれた二人だけど……頼む……!
結果は…………!?】