ﾁｭｯ



んっ……な、なんか変な感じね…………ほっぺがくすぐったいというか、案外こんなもんなんだっていうか…………でも、いおにちゅーされる時とは違うっていうか…………

……でも、なんだか心がぽかぽかするわ。何て言えばいいのかしら。すっごく満たされてるっていうか…………そっか。これがキス……なのね。



ねぇ、アンタはどう……ぷっ！あははははっ♪なにキョドってんのよ！もしかしてアンタ……にひひっ♪なによー！慣れてるフリして、やっぱりアンタってそんなもんなんじゃない！おっかしー♪



……ほら、ちょっと屈みなさい？キスっていうのは……こうやってするもんよ。










ﾁｭｯ










……ぷはっ。ど、どう？こんな美少女からお返しのキスを貰えるなんて、もう頭がどうにかなっちゃいそうなぐらい幸せでしょ？アンタのほっぺ、もうとろけちゃうかもねー！

へ？意外とこんなもんかって……は、はぁ！？ちょっと！私からのキスをこんなもんって…………ふざけんじゃないわよっ！こっちがどんだけ勇気出してやったと思って…………

ほら！もう一回屈みなさいっ！次はもっと凄いのやって…………ん？





春香「うわぁ……ほんとにキスしちゃった…………ね、ねぇ！これって次は口と口で…………」

真「ちょ、春香うるさいっ！今いいとこなんだからっ！！……す、凄い…………こんな少女漫画みたいなことって、本当にあるんだ…………」

雪歩「お、男の人と……ちゅー…………うぅ……わ、私だったら絶対ムリだよぉ……きっと心臓が飛び出しちゃって、それどころじゃなくなっちゃうもん！」

やよい「えー？でもでもっ！私のお父さんとお母さん、たまにほっぺにちゅーってしてますよ？伊織ちゃんとプロデューサー、やっぱりすっごく仲良しかもっ！」

千早「高槻さん、それじゃ今度私とも……って、ちょっと春香。いくらなんでも、さっきから前のめりすぎ……ちょ、本当に危な…………きゃあっ！？」





ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ





な……ななな……なぁっ！！？



【……ただいま戻りました。】