……アンタ、まだ若いくせにもうボケが始まったわけ?そんなの……さ、さっき確認したでしょ!?今さら忘れたなんて言ったら、その瞬間がアンタの命日になっちゃうんだから!
ったく、いつまで浮かれてんのよ。そりゃ私も、さっきはテンションが上がって色々喋っちゃったけど…………その辺のバカップルでもあるまいし、もっと節度を弁えなさいよね?本当はしたないんだから。
ほら、わかったらさっさとドアを開けて…………恋人になった記念に、特別なことをしたい?
と、特別なことって……え、ちょ…………それってつまり……そういう…………こと……?
だ、ダメよっ!ダメダメダメっ!!そういうのはもっとお互いのことをよく知ってから……うっさい!もうとっくに知り尽くしてるけど、そういうことじゃないのっ!!
そもそも恋人になったからって、いきなり欲望丸出しにするなんて最低よ!やっぱり男はオオカミなのねっ!この変態!ド変態!!変態大
ガシッ
あっ……ちょ…………は、離しなさいよ……そんな力任せになんて…………そんな……うぅ…………
【嫌なら振り解いてくれ。伊織ならできるだろ?】