【響、誕生日おめでとう。はいプレゼント!
【泡盛&ミミガー】】
響「にふぇーでーびるっ!プロデューサー!これ、一回食べ出すと止まんないんだよねー♪」
へぇ、確か豚の耳を使ってるんだっけ?なーんかグロい気もするけど……グルメアイドルとしては、ぶっちゃけこういう珍味にも興味が…………ねぇ、響。あとでこれ、私にも分けてくれない?
響「もちろんっ!沖縄の味、伊織にもい~っぱい知ってほしいからな!この泡盛は……うんっ!ラフテーに使おーっと!とろっとろに煮込んで濃い目に味つけて……もうご飯が何杯も食べられちゃうぐらい美味しいんだ!ちびきも大好物なんだぞっ!」
……じゅるっ…………ひ、響!早く次にいきましょう!?そして、早く私にラフテーを振る舞ってちょうだい!
響「あははっ♪伊織は食いしん坊だなー!じゃあ早速次に……よいしょー!」
【響はまだ恋人できないの?これから寒くなるからひとりぼっちは寂しいよね…これ私からのプレゼント!大事に使ってね
【ゴーヤ】】
響「おぉっ!このゴーヤ、めちゃめちゃでっかいな!イボイボもびっしり立ってるし……まさに新鮮そのものって感じだぞ!うーん、これはチャンプルーにしよっかな。さっきの泡盛も使って、島の味を完全再現してやるさー!」
……じゅるり…………
響「……食べたい?」ニヤニヤ
ま、まぁ?コイツの言うとおり、アンタをひとりぼっちにさせるのもなんだし……世界の美食を味わってきた私が、沖縄料理をジャッジしてやろっかなって!
響「ふふーんっ!沖縄の味は、世界の料理と比べたって負けないもんねー!うぅ……な、なんだか燃えてきたぞー!伊織、プロデューサー。今お腹空いてるよね!?自分、ちょっと給湯室で沖縄料理を……」
ストップ!ストップ、響!多分それやっちゃうと、そのまま再開しないままダラダラ年を越しちゃうっていうか…………一回!一回終わらせましょう!そして響、アンタはその後に即料理を作り始めるのよ!!もう私の口、沖縄料理の口になっちゃってるんだから!!
響「た、確かにそんな気も……よーしっ!それじゃ次のメッセージにいこっか。んで、終わったら皆で沖縄料理祭りさー♪それーっ!」
【響、誕生日おめでとう!プレゼントは新しい家族の伊織だよ。好物はオレンジジュースだよ。あ、たまに新鮮なスペさんの尻尾をあげてね。】
は、はぁ!?ちょ……ばかっ!なに勝手に人のことを売ってくれてるわけ!?ってかいらないわよ!スペさんの尻尾っ!あれ美味しいけど、食べる度に人として大切な何かを失う気がするの!!
響「まぁまぁ、いお子。そんなに怒らないでよ。ほら、どーどー。」
いお子!?なにそのだっさいの!!そんなネーミング、魂の殺人と同じなんだけど!?
響「むぅ……自分のカンペキなネーミングセンスに文句をつけるなんて…………いお子っ!罰として今日のオレンジジュースは没収だぞっ!」
きーーーーーっ!!!飼い主面すんなぁぁぁぁあああああっ!!!!
響「さて!いお子が騒いでるうちに、次のメッセージを読んじゃうぞ♪」
アンタ!次にいお子って呼んだら絶交だからね!?私、本気だからね!!?
【響の胸を揉む】
響「ひっ!?ぷ、ぷろ……やっ…………!」
どっせぇいっ!!!
ドグシャァァァッ響「あ……いお…………今……自分のこと…………!」
ふんっ。こんなの当たり前じゃない。もうアンタは私の……新しい家族なんだもの。
響「ぐすっ……う、うん!ありがとう!」
にひひっ♪ま、新しい家族っていうのも……案外悪くないかな…………?
響「さぁ、お家に帰るぞ!いお子っ!」
はいぃぃぃっ!絶交決定ぇぇぇぇぇっ!!!
シーーーーーン
響「……え、なに今のコント。」
知らなーい。そこで大の字になって伸びてるバカに聞いてみたらー?
響「うぅ……ぷ、プロデューサー!前から言ってるでしょ!?自分、こういうの平気なタイプに見えるかもしれないけど、全然そうじゃないし……や、やっぱりプロデューサーは変態だぞーーーっ!!」
ま、コイツが要注意人物だってことを年末に再確認できてよかったわね。さ、次々っと。
【はいさい。響、お誕生日おめでとう!沖縄は冬は長袖でも大丈夫な気候らしいね。
たまには寒いところも逝ってみたくないかい?お誕生日おめでとう!
【ベーリング海蟹漁券】】
響「えー?自分、寒いの苦手なんだけどなー。ほら、ちびきも冬はホッカイロ貼りまくりでしょ?あれ、絶対自分に似たんだと思うし!」
あー、確かに。前にアンタ、貴音とワカサギ釣りのロケに行ったときに大変だったらしいもんね。全国放送で鼻水ずるずるって……にひひっ♪
響「うぎゃ~~~っ!変なこと思い出させないでよ~~~っ!!んで、ベーリング海蟹漁って……よくわかんないけど、カニを取ってくればいいんだよね?それぐらい自分なら楽しょ」
やめときなさい。
響「へ?」
響、軽はずみにサバイバル関係の仕事を受けるのはやめときなさい。せっかくの誕生日企画なのに、アンタまで“こっち側”に身を落とす必要はないわ。ね?
響「あ、うん。わかったぞ。」
ふふっ……わかってくれたらいいのよ…………そうよ、あんな思い……私だけで十分……あはっ……あははははははっ…………
響「い、伊織……なんて悲しい目をしてるんだ…………えーと、とりあえず次のメッセージに……
うぇぇ!!?」