【雪歩、誕生日おめでとう!雪歩の次のステップの為に、貴音とコンビで「Mー1」にエントリーしてきたぞ!
心配するな、来年の予選まで伊織師匠が「ツッコミのなんたるか」をバッチリ叩き込んでくれるぞ!
伊織もそろそろ、この事務所に新しいツッコミ欲しいよな!】

【ちなみに貴音には、「これでいい結果が出れば、食レポや食べ歩き、大食いの仕事が増えるぞ。」「念願の帰れま10も夢じゃない!」って言っておいた。
「サンシャイン萩原」のポテンシャルと伊織師匠の指導があれば、君はきっといい結果を残せるから自信を持ってくれ!】



貴音「と、いうわけです。雪歩、どうぞよしなに。」シジョッ

い゛っ!?び、ビックリしたぁ……アンタねぇ!突然現れて突然とんちんかんな提案するのやめろって、いつも言ってるでしょ!?
それとプロデューサー!このネタ擦りすぎっ!!毎回毎回断ってんのに、毎回毎回捩じ込んでくんのやめなさいよね!?

雪歩「ぷ、プロデューサー!サンシャイン萩原は深い深い穴に深く深く埋めちゃいたい黒歴史なんですから、そんな風に掘り起こさないでくださいよぉ!!いくら四条さんと二人だからって、世の中には出来ることと出来ないことが…………」





貴音「萩原雪歩。」

雪歩「っ!?」

貴音「どうやら貴女には、お笑いの技術以前に欠けているものがあるようです……何だかわかりますか?」

いや、わかんないでしょ。なにコンビ組むこと前提で話してんのよ。このバカ王女。

雪歩「そ、それは…………」

貴音「それは覚悟です。自分の壁を突き崩すという、そういう覚悟を持ちなさい。」

雪歩「し、四条さん…………」

…………………………………………





貴音「さぁ、雪歩。ともに参りましょう。私たちの新たなステージに……夢の帰れま10のステージに!」ジュルリ

雪歩「は、はいっ!四条さん!」

いや、なんでそうなるのよっ!!なによ、今のチンケな三文芝居!こんなダサダサなセルフオマージュ初めて見たわ!
っていうか、そこはせめてMー1のステージって言いなさいよ!!完全に目的が別のところに置かれてるじゃない!!この銀色のバカ王女っ!!

貴音「ご覧なさい、雪歩。この迫力、そして切れ味こそが匠の技です。しかと学び取るのですよ?」

雪歩「お師匠さま!勉強になりますぅ!!」メモメモ

誰が誰のお師匠さまよっ!私のツッコミは私だけのものなの。他の誰にも継がせる気なんか……って、そういう問題じゃな~~~~~いっ!!







はぁ……はぁ…………さっきの牛肉を持たせたら、鼻唄混じりで帰っていったわね。これで上手いこと忘れてくれるといいんだけど。

雪歩「お師匠さま、お疲れさまですぅ。もしも喉がお渇きでしたら、今すぐお茶を煎れて……」

結構よ!あとお師匠さまって呼ぶなっ!次よ次っ!!



【Hey! YUKIHO! Happy birthday!! Hahaha!!!(Hug&Air Kiss)】



雪歩「ひゃっ……ぷ、ぷぷぷぷぷ、ぷろっ……ぷろでゅ…………」

さぁっ!!!



ゴキィッ!!!!



……雪歩、今のがドツきツッコミって技よ。よく覚えておきなさい。

雪歩「す、すごい……プロデューサーがPじゃなくてqになってる…………」ゴクリ

えぇ、コイツがプロデューサーじゃなければ今ので間違いなく即死よ。
貴音も私ほどじゃないけど四条流の達人だから、遠慮なく今ぐらいの気迫でツッコミなさい。じゃないとアンタの身が危ないわ。

雪歩「うぅ、お笑い道はイバラ道ですぅ…………」



それじゃ、次のメッセージにいきましょうか。ほら、プロデューサー。いつまでqになってんのよ。さっさと首をゴギゴギ言わせながら、元のPに戻りなさいよね?



【改めて思う。俺は雪歩に出会うために生まれ、生きてたんだと。雪歩誕生日おめでとう。雪歩の好きなものを食べて雪歩の欲しいものを贈ろう。そして、これからも一緒にいてくれ】



……もう一回qにしておこうかしら。

雪歩「だ、ダメだよぉ!いくらプロデューサーでも、何度も首をぐぎぐぎしたら捩じれ切れちゃうかもしれないし…………あ、あの……プロデューサー?私には勿体ないお言葉、ありがとうございますぅ。私の方からもよろしくお願いしますね?これからもどうかずっと、一緒にいてください……ふふっ♪」

むぅ、こんなことならさっき手加減するんじゃなかったわ…………
ふんっ!さっさと次にいくわよ!



【雪歩の声を元に作ったユキプラスをあげよう
何処でも雪歩と一緒にいられるぞ!】



うわ、なにこれ。恋愛シミュレーションゲームって……雪歩が一番向いてないジャンルなんじゃないの?

雪歩「私も今初めて知って……こ、これどうやって私の声を……えぇ…………」

アンタ、ここにきて主役をドン引きさせてんじゃないわよ…………
そもそも雪歩にあげるプレゼントが雪歩との恋愛シミュレーションゲームって、色々おかしいでしょ。





……ねぇ、なにシレッと主人公の名前を『四条真』にしてるわけ?

雪歩「ふぇっ!?え、えっと……せっかくのプレゼントだし、少しぐらいやってみようかなって…………え、えぇっ!?話し掛けただけでいきなりハッピーエンド!?」

どうやら裏技を引き当てちゃったみたいね……ま、チョロいところはよく再現できてるんじゃない?さ、次次。



【雪歩が男苦手なら、俺はチン◯を切り落とそう。(覚悟を決めた笑顔)】



雪歩「ひっ……ぷ、プロデューサー!そうやって自分のことを傷つけちゃダメですぅ!!そんなことしたら、伊織ちゃんが悲しんじゃいますよ!?」

は、はぁ!?ちょっと!なんでそこで私の名前が出るのよ!

雪歩「だ、だって二人はその……ほら…………ね、ねぇ……?」

~~~~~っ!さ、さいってー!だから皆からムッツリって言われるのよ!このムッツリ雪歩!名前は冬っぽいくせに、頭の中は万年春なのね!!

雪歩「む、ムッツリじゃないもんっ!普通だもんっ!!」

いーや!アンタなんか、普通よりだいぶエロエロよ!!女子会でそういう話題になるとき、一番前のめりで聞いてるのアンタじゃない!!私、知ってるんだから!!

雪歩「そ、そんなことないよぉ!!アレはただ、その……そ、そんなことないよぉ!!」

そんなことありますぅー!あー、やだやだ!これ以上会話してたら、私にまでムッツリが移っちゃいそうだわ!!

雪歩「~~~っ!い、伊織ちゃんのばかぁ!ばかばかばかぁ!!」



【雪歩さん、安心してください!私があなたを守ります。(丸腰刑事スタイル)
さぁ、私の後ろに!(お盆クルックルッ)】



二人「「プロデューサーは黙ってて(ください)っ!!!!」」

そもそもアンタの妄想って妙に生々しいのよ!やけに湿ってるというか、変にやらしいというか……それはアンタがムッツリだからに他ならないわ!!はい、証明かんりょー!!

雪歩「い、伊織ちゃんの方がえっちだよ!春香ちゃんや真ちゃんが色々聞いてたときも、最後はノリノリで色々話してたでしょ!?あれ、すっごくえっちだったよ!?伊織ちゃんのえっち!!」

きーーーーーっ!アンタらが根掘り葉掘り聞きまくるのが悪いんじゃない!!っていうか、そのときよ!!アンタがめちゃめちゃ前のめりで聞いてたときって!!

雪歩「だ、だからそれは……と、とにかくえっちなのは伊織ちゃんだから!私はそういうのと違うからっ!!」



ギャーギャーギャー





ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ…………つ、疲れた……こんな不毛な疲れ方……絶対誰も得しないわよ…………

雪歩「はぁ……はぁ……そ、そうだよね…………けほっ……お互いのためにも、もうこの話はやめておこう…………?」

げっほ……そ、それがいいわね…………プロデューサー、次のメッセージを……ちょっと、なにイジけてんのよ…………
はぁ?無視なんかしてないでしょ?被害妄想はやめてちょうだい。



雪歩「ね、ねぇ伊織ちゃん……話は変わるんだけど…………メッセージボックスの横に置いてある袋、さっきからなんかモゾモゾ動いてない?」

そういえば……てっきりプレゼントの詰め合わせかと思ってたけど…………と、とにかく次の……でちょ!?

雪歩「え……ど、どうしたの…………?」
雪歩誕生日伊織ちゃんメモ♪【05】