【貴音に「何でも相談する券」をプレゼントします。この券は1年間有効です。来年の誕生日に同じ券を発行します。
貴音は何でも自分で解決しようとするから心配なんだ。
俺に話せない事は話さなくていい、でも君には頼もしい仲間がいる!
765プロの「おせっかい力」舐めるなよ!】
貴音「……………………………………」
……だってさ。ほら、何か言いなさいよ。
貴音「……私には使命があります。苦境に耐える故郷の民に希望を与えるため、遠く離れた故郷まで私の名を届けるため…………妹と使命を分けた今においても、私の覚悟に寸分の揺らぎもございません。」
…………………………
貴音「そしてその使命とは私と故郷の問題……いかに大切な仲間とはいえ、それを容易に打ち明けるわけには参りません。それのみならず、仲間に頼ることは私自身の至らなさ、弱さを晒してしまうようで……嫌だったのです。ずっと。ずっと。」
ふーん。じゃ、こんなプレゼント迷惑千万ってわけね。どうする?今すぐ突っ返しちゃう?それともぽーいって捨てちゃう?
ポタッ……ポタッ…………

貴音「……あなた様……ありがとう……ございます…………私はあなた様と出会えて……765プロの皆と出会えて……本当に……本当に果報者で…………っ!」
……ふんっ。ほーんとおせっかいなヤツ。こんなのいちいち口にしなくたってわかるでしょうに。暑苦しいったらありゃしないわ。
まぁでも……こういうのを改めて口にするのも、たまには悪くないのかも……ね。
貴音「うっ……うぅっ…………ふぅぅっ…………!」
はぁ、どうやら今度のは演技じゃなさそうだし……ほら、胸貸してやるから。今だけは故郷とか使命とか、そういう小難しいこと考えないで思いっきり泣いときなさい。
ポスンッ
貴音「伊織……ありがとう……ありがとう…………っ!」ギュウッ
ったく、来年までにその券無くしたら承知しないんだから。わかったの?銀色の……泣き虫女王様っ。
貴音「……伊織。プロデューサー。とんだご迷惑をおかけいたしました。先ほどの文と券に書いてあったとおり、これからは皆に頼る真の強さを身につけたいと思います。そして、その……先ほどの醜態、他言無用と言いましょうか……どうか忘れてくださいまし。」
んー?じゃあ忘れてあげよっかなー。それじゃあ……あら、貴音!そのうさちゃんみたいに真っ赤な目はいったいどうしたのー!?まるで人目も憚らずに泣き晴らしたみたいじゃなーい!!伊織ちゃん、すーっごく気になるーーーっ!!
貴音「むぅ……伊織はいけずです。いけずです、いけずです、いけずですっ!」
にひひっ♪普段人を食ったような態度してんのが悪いのよー!たまにはパクって食べられときなさーい?
さ、次々……っと、よかったわね。泣き虫のアンタのために、可愛い応援団が駆けつけてくれたみたいよ?
貴音「応援団?…………な、なんとっ!」
【今日は貴音に「ぷち係」……いや、ぷちに「貴音係」を任せよう。】

りっちゃん「めっ!」
ぴよぴよ「ぴぃっ♪」
みうらさん「あら~~~。」
にひひっ♪頼むわよ、アンタたち?なにせこの女王様、結構泣き虫であらせられるんだから!
こあみ「とか?とかとか!」
こまみ「ちー!ちーちー!」
やよ「う?うっう~~~。」
貴音「め、目が赤い理由ですか……これは、その…………皆にはとっぷしぃくれっと、ですよ?」シーーーッ
まこちー「ヤー!まきょー!」
ゆきぽ「ぽえぽえ……ぱぅ~♪」
たかにゃ「しじょっ。」【守護】
いお「もっもー!」
ちびき「ないさー♪」
アンタたちなら物理的にも守ってくれそうね……ま、そんな気合入れなくてもいいから。ゆるゆる~っと頑張ってちょうだい。あ、事務所を破壊したらおやつ抜きだからね?
ちひゃー「くぅ?くっ。くっ。」ペシペシペシ
あふぅ「ナノォ……あふぅ。」ムギュッ
貴音「ふふっ……ありがとう、二人とも。愛らしい皆とこうして触れ合うことで私も元気満々……ですよ?うふふふふっ♪」ニヘラッ
まったく、女王様は現金ねぇ……アンタもそう思うでしょ?んー?
はるかさん「かっかー♪」キャッキャッ
ほらほらー、ここが気持ちいいのー?なーんちゃっ……て…………
はるかさんB「かっか!かっか!」ワクワク
はるかさんC「はるかっかー!」キラキラ
はるかさんD「ヴぁ~~~い♪」ピョンピョン
はるかさんE「はるかっか!」セーノッ
はるかさんズ「「「「「はるかっかーーーーー!!!」」」」」
……あー、次が最後のメッセージみたいねー。もしかしてこの最後のメッセージって…………ちらっ。
【ぷち大好き貴音の為に、はるかさん増やしといたよ!じゃ、後よろしく!(逃走)】
……ねぇ、貴音。今から二人であのバカデューサーを3分の6殺しにしようと思うんだけど、ちょっと協力して……貴音?ちょっと貴音…………
ヒラリ
【ぷち達が怪我をしては困るので、先にお暇させていただきます。はるかさんは後で連れてきてくださいまし。ぴぃえす。空腹で味わうらぁめんほど美味なるものはありません。私をからかった分だけ、はるかさんとたっぷり遊んでお腹を空かせてきてくださいね。<四条貴音>】
……はぁ…………せーのっ。
伊織ちゃんだーーーーーっしゅ!!!!!はるかさんズ「「「「「ヴぁ~~~~~いっ♪」」」」」ズドドドドドドドドッ
いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!あのバカ王女とバカ下僕……おぼっ、覚えておきなさいよぉぉぉぉぉぉおおおおお!!?
ヒラリッ
【ぴぃえすその二。本日は楽しい時間を過ごさせていただき、真に感謝しております。いつか全てが終わった暁には、必ずや皆を私の故郷に御案内いたします。美味しいお餅をたくさんこしらえて、ね。<四条貴音>】