春香『んー、これはＡですね！なんていうか……音に深みがあったよね！』

真『あ、春香もそう思った？実はボクもＡの方がガツーンとして迫力があるかなって！へへっ、この問題は楽勝だったかな。』

春香『いぇ～い！伊織、見てるー？春香さん達がちゃーんと正解してくるから、良い子で待ってるんだよー？』

真『さっきは２ランクダウンさせちゃったけど、ここで挽回してみせるから！期待しててね！』



ば、ばかばかばかっ！！こんなのＢに決まってんでしょ！？アイツら、耳に何か詰まってんじゃないの！？

さっきから私が正解しても、あのアホ２人がやらかしまくって……きーーーーーっ！！なんでセレブな伊織ちゃんが、こんなチンケなゴザに穴開き靴下で座らなきゃなんないのよっ！！ほんと信じらんないっ！！

……うっさい！！伊織ちゃんっぽい人って言うんじゃないわよっ！！張り倒されたいの！？

も、もうキャラなんてどうだっていいのっ！春香っ！真っ！お願いだから踏みとどまってぇ！！



春香『それじゃ、改めて……』

真『プロが演奏していたのは……』

二人『『Ａですっ！！』』



ﾎﾞﾝｯ



は、はぁぁぁぁぁぁ……ばかっ。ほんとばかっ。よりにもよって音楽系の問題を落とすなんて、もうアイドルなんか辞めちゃいなさいよぉ…………うぅ…………

……へ？な、なに！？もう私、画面に映ってないの！？嘘でしょっ！！？

ちょっと！そこのヘボカメラマン！！アイツらはともかく、私のことは映さないと承知しな……み、見えないフリすんなぁっ！！ばかばかばかぁっ！！



春香『あれ？部屋に誰もいない……うそっ！皆間違えちゃったんだ！？』

真『ま、ボクたちアイドルだからね。これはサービス問題と思わなくちゃ♪』

きーーーーーっ！！もう声だけでもムカつくわっ！なんなのよ、あのムダにポジティブな性格は！！