【プレゼントになるか分からないけど、「ほしいおり」のデビューステージを探してきました。「THEーW」って女芸人のトップを決める大会だ。
まずは女性のトップに立って、次のステージを目指してくれ!】



いや、それ女性のトップじゃなくて、女芸人のトップでしょ!?そこから目指す次のステージって、もうバラエティーのMCぐらいしかないじゃない!!

美希「でも『ほしいおり』ってユニット名は可愛くない?お笑いのことはよくわかんないけど、でこちゃんが相方なら何とかなりそ……ねぇねぇ、もしかしてでこちゃんよりも、関西っぽくおでこはんの方がいい?」

そここだわるところ!?っていうか、今の話の流れで私のことをでこちゃんとかおでこはんとか呼ぶのやめてっ!本気で芸名みたいじゃない!!

美希「あ、じゃあミキも芸名を決めなくちゃだよね。えーと……タイタニック星井とかどう?ミキの潜水が凄すぎるからって、クラスの友達がつけてくれたあだ名なんだけど……」

そんな内輪ネタの極みみたいなエピソード知らないわよっ!しかもそしたら私、タイタニック星井の相方になるのよ!?嫌よっ!そんなだっさいポジション!!

美希「まぁまぁ、ミキもでこちゃ……おでこはんの相方になるんだしお互い様じゃない?ね、おでこは……でこちゃんっ。」

せ、せめて統一しなさいよっ!っていうかアンタ、私のでこちゃんって呼び名をタイタニック星井と同ランクだと思ってたわけ!?きーーーーーっ!もうアンタとはやってらんないわ!!

美希「どうも、ありがとうございましたなの♪」

はっ!?ちょ……い、今のは違う!違うからっ!!ちょっと、プロデューサー!何回も言ってるけど、私はお笑いの大会に出るつもりは一切……な、なに手応え掴んだ顔してんのよぉ!ばかぁっ!!



美希「はぁ、やっぱりでこちゃんは凄いの!さすがは春香の認めたバラド

言わせないわよっ!?くぅ……な、なにボサっとしてんのよ!ほら、次よ次っ!ふんっ!!



【美希誕生日おめでとう。今回の誕生日プレゼントは人をダメにするソファーだ。一応あふぅ用にも小型用のやつもを買って来たんだが、両方ともあふぅに取られたから頑張って取り返して・・・(遠い目)】



あふぅ「ナ~~~ノ~~~~~♪」フニャァッ

美希「あーーーっ!あふぅが人をダメにするソファーの上にぷちをダメにするソファーを置いてふにゃ~ってダメになってるの!うぅ……ずるいずるいずる~いっ!!ミキもダメになる~~~っ!!」

な、なんだか早口言葉みたいな台詞ね……そもそもアンタ、これ以上ダメになりようがあるわけ?もうダメが服着て歩いてるような存在じゃない。

美希「あぁ……これすっごい…………チョココロネのチョコみたいに蕩けちゃいそうなの……あふぅ…………」ダラーッ

あふぅ「ニャノォ…………♪」ダラーッ

って、聞いてないし……あふぅのヤツもすっかり蕩けちゃって、独り占めする気力もなくなっちゃってるみたいね。

ったく、ほら美希っ!早く戻ってきなさい?……あと、この企画が終わったら私にもそれ貸しなさいよねっ。



美希「ふぅ……星井美希、充電完了なのっ!それじゃ次も、張り切っていっくの~☆」ツヤツヤ



【未希の誕生日プレゼント…何が喜ばれるんだろう?うーん、という訳で高級寝具一式をあげよう、合えばいいんだが

快眠は一日の中でもとても大切だからね、たっぷり寝ようね!】



美希「と、思ったけど……やっぱりおやすみなのぉ……あふぅ…………」zzz

こ、こらっ!起きなさい!さっき充電完了したんでしょ!?こらっ!!

美希「むにゃぁ……こっちもすっごぉ…………♪キャラメルマキアートのキャラメルみたいにとろとろにぃ…………♪」

……コイツ、今回の企画を通して脳が溶けまくってるわね。終わる頃には頭の中すっからかんになってるんじゃないかしら。

美希「んふふふふ~♪今日はすっごくいい日なの…………♪」



ほら、たっぷり休ませてやったんだから、司会ぐらいバシッとやりなさいよね?

美希「うんっ!いっぱいゆっくりできて、ミキもう大満足ってカンジ!だからプロデューサー、ミキの名前を間違っちゃったことは特別に許してあげるね?それじゃ、次のメッセージなのー!」



【美希、誕生日おめでとう!プレゼントに俺の「抱き枕(伊織)」を貸してあげよう。柔らかくていい匂いだから、きっといい夢が見れるぞ!
あくまで貸すだけだぞ?2、3日したら返してくれよ?俺の大切な「抱き枕(伊織)」だからな!
でも、俺と美希で一緒に「抱き枕(伊織)」を抱いて寝たいならいつでもOKだぞ!】



美希「あはっ☆プロデューサーってば、さっきからミキにお昼寝させたくてたまんないみたいだねー。でもこの抱き枕、超超超ミキ好みなのっ!」ギューーーッ

ちょ、離れなさ……プロデューサー!なに勝手に人のことをプレゼントしてくれちゃってるわけ!?アンタは私の所有物だけど、私はアンタの所有物でもなんでもないんだけど!?

美希「んふふ~、でこちゃんあったか~い♪って、プロデューサー?いくら彼氏だからって、勘違いするのはよくないって思うな。ミキがでこちゃんを借りてるんじゃなくて、ミキがでこちゃんを貸してあげてるの!だってミキ、でこちゃんの親友だもーん!」ムニューーーッ

だ、だから私はアンタたちの所有物じゃな~~~いっ!あぁ、もうっ!次のメッセージ!!



【美希へのプレゼント、ネタにしても思いつかないし黒の透け透けの下着セットで良いな。】



美希「わ、これ本当にスケスケなの。これじゃ全部見えちゃうっていうか……うわぁ…………」

この変態!ド変態!!変態大人っ!!今日はこっち方面はおとなしいなって油断してたのに、唐突にぶち込んでくるんじゃないわよ!!

美希「えと……み、ミキ的にはこういうのはまだ早いって思うな!だからこれは、後で菜緒お姉ちゃんに渡しておくね!?ミキよりおっぱいちっちゃいから、ブラぶかぶかだと思うけど!」

菜緒さんって確か学校の先生を目指してるのよね……アンタ、今回はマジで通報されちゃうかもよ?ま、自業自得だけどー。

美希「……プロデューサー。ミキ、男の子は皆えっちだと思ってるけど、えっちな男の子は好きじゃないの。やっぱりプロデューサーって……うぅ……この変態!ド変態!変態プロデューサー!なのっ!!」

ちょっと!それ私の……って、私のって言うのも何かおかしいけどっ!!



美希「じと~~~~~っ。」

あーあ、警戒されちゃった。コイツが意外とガード固いの、アンタもよく知ってるくせに。

美希「ふんだっ。えっちなプロデューサーなんか知らないよっ!次のメッセージなのっ!」



【ふーむ、年ごろの女の子の喜ぶものはよくわからんなぁ…
一日俺の膝枕を好きに使っていい権利とか?あ、嫌?そう…
女性向けエステ無料券を得意先からもらったけど、行く?一応確認したけど、職員全員女性、施術する人も当然女性の場所だから多分問題ないと思うんだけど、どうかな?】



美希「つーん!ミキ、さっきいっぱいお昼寝用グッズ貰ったから、今さらプロデューサーの膝枕なんかいらないもーんだ!って、エステ無料券?……これは貰っといてあげるの。つんつーん!」

あ、ここ前に行ったことあるけど、めちゃめちゃ良かったわよ?お昼寝気分で寝転がってるだけで、つるつるピカピカの玉の肌って感じで。

美希「ふーん……プロデューサー、ありがとなの。ちなみにさっきので『そこの人ポイント』結構貯まっちゃったからね?これくれたから、少しだけオマケしてあげるけど……もうえっちなのはヤ!」プイッ



じゃ、次のメッセージ……うわぁ…………

美希「え、なに。今度はなんなのなの……?」



【美希のおっぱい重そうだから、これから私が美希のおっぱい支えてあげよう。】



美希「……えっち。」

うん、もうシンプルにキモいわね。美希、これが終わったらコイツのことをいつもの婦警さんにチクってやりましょうよ。さっきの下着、証拠になるから持っていきましょう?

美希「むぅ……確かにミキのおっぱい、おっきくて重いから肩凝っちゃうけど…………そこのえっちな人になんか支えられたくないよっ!どうせ支えてくれるなら、でこちゃんにしてほしいの!」

は?

美希「だからでこちゃん、ミキのおっぱい支えてくれていいよ?でこちゃんがミキのおっぱいに興味あるの知ってるし、でこちゃんに触られるのは全部嫌じゃないから。」

きょ、興味って……変な言い方しないでよ!私は別に……同い年なのにどうしてここまで差があるのかって思っただけで…………え、マジでいいの?

美希「うん。いーよ?」

…………………………………………



フニュッ



うわっ……柔らか…………ってか重っ!?え、これ……えぇぇ…………

美希「ねー?よく羨ましいって言われるけど、いいことばっかりじゃないっていうか……ちょっと、そこのえっちな人!そんなえっちな目でミキ達のこと見ないでよっ!えっち!」

な……なんでこんなに違いが…………私だって負けないぐらい栄養は取ってるのに……えぇぇぇぇ…………



美希「でこちゃん、なんかテンション低くない?大丈夫?」

……えぇ、気にしないで…………さ、次のメッセージ……はぁ…………

美希「?」
美希誕生日伊織ちゃんメモ♪【02】