【では真君にはこのティアラを贈ろう。はめ込まれている宝石はラピスラズリっていうものだよ。伊織はまあ…見たことがあると思う。
サイズはあっていると思うけれど…まあ、よければ受け取っておくれ。
真。この先を進む貴女の道が、夜空の輝く星のように、煌めくものでありますように。】



真「うわぁ……!プロデューサー。なんていうか今の、その……すっごくカッコよかったです!思わずドキッとしちゃったっていうか……い、今のはまこりんポイント高いですよ!?80点ぐらいあげちゃいます!!」

はぁ……アンタってこういう歯の浮くような台詞好きそうだもんね。でも、これってコイツの決め台詞みたいなもんよ?私も律子も、この間あずさも言われてたもの。

真「え、そうなの?なーんだ……へへっ、でもカッコよかったのは本当ですよ!この宝石もすっごく綺麗だし……ありがとうございます、プロデューサー!ボクの宝物として、菊地家の家宝にさせてもらいますっ♪」

ま、実際センスのいいプレゼントだと思うわ。本気出せばこんな風に演出出来るんだから、いつもこれぐらいやんなさいよねっ。



さて、と……今のでメッセージは全部終わったみたいね。

真「へへっ……このティアラ、本当に綺麗だなぁ……!さっき貰ったドレスとかと合わせて、本気のお姫様コーデをインスタにあげちゃったり…………えへへへへ~♪きっと男の子ファンもいっぱい増えちゃうな~♪困っちゃうな~♪」

ほら、真っ!妄想に浸るのもいいけど、今日の主役としてバシッと一言決めちゃいなさい!

真「っと、そうだね。えっと……プロデューサー、今日は一日ありがとうございました!ほんっとーに、もうほんっとーに色々ありましたけど……終わってみたら、すっごく楽しかったです!嬉しいプレゼントもいっぱい貰っちゃいましたし……これでまた、憧れのアイドル像に一歩近づけたかなって気がします。それじゃ、プロデューサー。最後にいつものアレ、景気づけにやっちゃいましょうよ!いっきますよー?せーの……」





真「ダーン!!!!」





真「……へへっ、やーりぃ!やっぱりコレをやると、気持ちがバシッと引き締まりますよね!さぁ!これからも王子様兼お姫様として、アイドル・菊地真!ジャンジャンバリバリ張り切ってやっちゃいますよ!!」



真「……やっぱりお姫様なお仕事は、ちょっぴりマシマシでお願いします。へへっ♪」
真誕生日伊織ちゃんメモ♪【06】