【春香、誕生日おめでとう
前に春香が美味しいって言ってたカブトムシをたくさん採ってきたよ。
まだ幼虫だから大事に育てて食べてね。】
【あ、もしかしたら幼虫のまま食べたらプリプリしてて美味しいかも!
食べたら感想教えてね。】
【はい、プレゼント!春香の大好物だよ。(つカブトムシ)】
春香「……え、ごめん。これってどういう状況?」
まぁ……アンタが好きなカブトムシの幼虫がプレゼントってことなんじゃない?知らないけど。
春香「そんなことは見ればわかるよっ!私が聞きたいのは、なんで誕生日プレゼントがカブトムシの幼虫かってことで……っていうか、まず好きじゃないしね!?しかもプロデューサーさん、さっき大好物って言いませんでしたか!?幼虫も成虫も食べたことないですからっ!!」
は、春香……落ち着きなさいって…………
春香「これが落ち着いていられる!?伊織、さっきバラドル云々って喋ってたけど、私は乙女の尊厳的なものがかかってるんだよ!?もう全部あの画像のせい……し、しかも3件もこういうメッセージが…………うぅ……うわぁぁぁぁぁあああああんっっっ!!!」
ちょ、泣かないでよ!誕生日企画で泣かれるとか、MCとしては困るというか…………
春香「私だってこんなの困るよぉぉぉおおお!!なんで誕生日企画でこんな気持ちにならないといけないのっ!!?確かにバラエティー番組は好きだけど、こういうのは私じゃなくてサバイバル担当の伊織の仕事なのにぃぃぃいいいいい!!うわぁぁぁぁぁあああああんっっっ!!!」
ば、ばかっ!さりげなく私を売るんじゃないわよ!私だってアレよ?無人島ロケで火を通したヤツしか食べたことないわよ!?
春香「そんなのどっちでも一緒だよぉっ!!びぇぇぇぇえええええええんっ!!!」
ああ、もうっ!ちょっと、そこのバカデューサー!ボサッと突っ立ってないで、その幼虫は亜美と真美にでもあげてきなさい!きっとアイツらなら平気だから!!
春香「ぢぃぃぃばぁぁぁやぁぁぁぢゃあああああんっっっ!!みんながっ……みんなが私のごどをいぢめるよぉぉぉぉぉ!!!!」
こ、こらっ!保護者を呼ぶんじゃないの!余計に面倒なことに……
ちょ、一回!ストップ!ストップ!!